【僕とADHD。】~それいけ!大人の発達障害~

20代半ばの僕です。この歳になってやっと自分は発達障害なのでは…?という疑念に向き合います。リアルな気持ち。行動。そして調べた知識をなるべく解りやすくまとめます。

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【”発達障害は治る”論争について②】『障害』ってなに?『治る』って何?治るの?

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こんにちは!ファー・ロビンちぢめてファビンです!

 

クリスです!

 

前回↓ の続き(第2話)です!

www.fabin.me

 

 

 

 

 

1ミリだけおさらい

 

“発達障害は治る”

 

というツイートが少し前から波紋を呼んでいる。

 

治らない派(多くが発達障害当事者) ⇔ 治る派(多くが当事者の周囲の方)

 

おさらいおしまい!

 

 

そもそも『障害』が『治る』ってなに?

 

 

 そもそも『障害』ってなに?

 

意外と“障害”そのものの定義をはっきりわかりやすく記している文献やサイトは少ないです。

(障害者の範囲を示しているものはたくさんある。)

 

それでもあえて端的に言うと

 

『障害』とは

  • 脳・身体の器官が機能を果たしていない状態のこと。
  • その原因は先天的、後天的どちらの場合も含まれる

 

そして

障害をもつことにより、

長期的に日常生活や社会生活に相当な制限を受けるひと

 → 『障害者』

 

“相当な制限”ってどゆこと…?

 

何かがとてつもなく大変だったり、どうやってもできなかったりすることだね。

 

 

障害者という言葉の範囲についてはこちらに

「障害者の範囲(参考資料)」 厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/10/dl/s1031-10e_0001.pdf

 というものがあります。

 

こーせーろーどーしょー…

 

読まなくても大丈夫だよ!

 

ぶっちゃけわかりに…

 

そもそも『治る』ってなに? 

 つぎは『治る』という言葉。

 

この言葉を調べると大抵次のように解説されています。

 

もとの良好な状態にもどる。

 

しかし発達障害に苦しんでいる人々は

何も問題はなかった(良好な状態)であったが、

なにかの出来事があり、

現在の悩みを抱えるようになったわけではありません。

 

ってことは…?

 

もともとの(生まれ持った)特性で

“治す”ことは不可能

 

ということですね。

 

 

 

じゃあ結局どう思う?

 

僕は今は“治らない”と思う。 

 

悩みの根本的な原因は消すことはできません。

 

 

 

ただ“悩み”そのものは改善できます。

 

 

 

〇たとえば

 

 

「どうしても、計画性をもって物事に取り組めない」

という悩みがあるADHDと診断された方がいるとします。

 

僕や!

 

 これは脳内の伝達物質である

ドーパミンの濃度が薄いことが原因であることがしばしばあります。

なんで薄くなっちゃうかというと、

  • もともとの生成される量が少ない
  • 作ってもゴールとは反対方向に超再吸収されちゃってうまく伝わらない

といういわば体質だとされています。

 

これは体質・特性なので、つまり根本的な改善(変化)は望めません。

 

 

しかし

コンサータという薬はこのドーパミン濃度を引き上げることができます。

 

 これにより

「最近いろいろ順序立てて考えられる!」となれば

“本人の悩みは(一時的にでも)解消された。” といえます。

 

 

つまり

 

 

“ドーパミンの低放出・過再取り込み”という体質(特性)変えられません

“ドーパミンの濃度が薄い”という原因サポート・改善できることもあり

“「どうしても、計画性をもって物事に取り組めない」”という悩み解決できる

 

ということです。

 

薬の副作用もあるし、こんなカンタンじゃないけどね!

 

 

 

 もうちょっとだけ、喋らせてください。

 

ただ、これは現代での定説・研究結果をもとに考えたものであり

将来どうなるかはわかりません。

 

上記したような薬用療法も「そんなもんでよくなるか!」と

認められすらしない過去もあったようです。

 

まだまだ発展途上の分野だといえます。

 

だからこそ僕は

今自分ができる身近な事を試すことが大切だと感じています。

 

“悩み”を軽減するのはなにも薬だけではなく

以前書いた、メモや、過集中の人はアラームなどのツール、

もっというと自分に発達障害傾向があると打ち明けることにより

周りの理解を得て、世界が変わることもあり得ると思います。

 

もう一度言います。

 

僕は今は発達障害は治らないと思っています。

一生向き合っていくものだと思っています。

 

しかしそれで死ぬまでずっと、死にたい思いをするつもりはありません。

 

少しでも生きやすく、

 

すこしでも周りの人に一緒にいて楽しいと思ってもらえるよう

 

これからも、もがいて、探して、生きて、最後には笑ってやります。

 

このブログはその中の1つです。

 

 

よければツイッターとかで、感想やお悩みをつぶやいてね!

 

全力で拾いにいくぜ!