【僕とADHD。】~それいけ!大人の発達障害~

20代半ばの僕です。この歳になってやっと自分は発達障害なのでは…?という疑念に向き合います。リアルな気持ち。行動。そして調べた知識をなるべく解りやすくまとめます。

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【ワーキングメモリとは?】ADHDや発達障害との関連性は?仕組みやおススメの鍛え方も紹介!

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ワーキングメモリ(作業/作動記憶)って知ってますか?

 

 

 

 

ワーキングメモリとは?

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ワーキングメモリ(Working Memory)とは認知心理学において、情報を一時的に保ちながら操作するための構造や過程を指す構成概念である。作業記憶作動記憶とも呼ばれる。一般には、前頭皮質頭頂皮質前帯状皮質、および大脳基底核の一部がワーキングメモリに関与すると考えられている。
( 出典;wikipedia)
 
もうちょっと言うと
 
入ってきた情報の
 
一時的な記憶
整理
削除
 
これらの処理動作のことですね。 
 
 

具体例をみてみよう!

 
たとえば!
 
同僚Aとザリガニについて話をしているとしましょう。

ザリガニ??

そこにB先輩が来て「カップ麺作って」とお願いされました。
はーい、と返事してお湯を沸かし注ぎました。

お湯を入れたワケね。

その瞬間、今度は上司C氏が今すぐこの資料(10部だけ)のホッチキスだけとめてくれと言ってきました。

じぶんでやれ! 

 

 
 さあここで! 
 
 
脳は
 
  • ザリガニの話
  • カップ麺を作ってる
  • ホッチキスをとめなければいけない
 ということを一時的に記憶しています。 
 
 
さらにこれらを

  • ザリガニの話(めっちゃどうでもいい)
  • カップ麺を作ってる(あと三分後にB先輩に渡さなきゃ)
  • ホッチキスをとめなければいけない(超緊急&すぐ終わる)
 
 → ホッチキスをすぐに終わらせて、3分後にカップ麺を持っていこう! と整理します。 
 
 
そして(今は)どうでもいいザリガニの話の記憶は削除します。

 

 
 

僕だったら、

“カップ麺のお湯沸かしてたら、ぼーっとザリガニのこと考えだして沸騰に気がつかず、
上司に頼まれた瞬間「急いでやります!」って夢中でホッチキスとめた後、
「ふ~、やってやったゼ!」しばらく内心ニヤニヤしてたら、
先輩に「おまえ、頼んだカップ麺は?」って言われて
「はっ!!!!すみません!!!!」って、空焚き寸前のポットを走って止めに行く”

ってのがもうみえてるなあ…。

 

もっとシンプルなのだと、電話をかけるために番号を覚えても、かけ終わったらもう忘れてるよね。そういうのも『一旦記憶したものをいらなくなったら削除した』という働きだといえるね。

 

たしかにSMS認証のコードなんて4ケタっぽっちとかだけど、入力した瞬間忘れてるなあ…!

 
 

記憶の容量は?いくつまで一度に憶えられるの?

 
平均5個と言われています。最大で7個。
もちろん平均なのでこれより少ない人もたくさんいます。
 
そして
加齢とともにこの機能は低下していきます。
 

いわゆる脳の老化の1つだね。

 
 
 

発達障害とワーキングメモリの関係は?

 
 まだはっきりとした研究結果は出ていませんが
『発達障害、とくにADHD特性をもつ人はワーキングメモリの容量の小ささが関わっているのではないか』
という説があります。
 
メモリの容量が小さいために
 
いくつか指示を受けると
その中の何個かが記憶から消えたり
また、要領よく順序立ててできない
 
といったことが多いと考えられているのです。
 
 

 こんなことありませんか?

 
  • 何かとりに来たんだけど、何をとりに来たか忘れた
  • 「忙しい」とずっと言ってるけど、効率が悪く、全然進んでない
  • いきなり、「?…何考えてたっけ?」という物忘れが多い
 
これらはワーキングメモリがうまく使えていない、または容量が小さい人の典型例だそうです。
 
 
 

ワーキングメモリの鍛え方

 
 

ワーキングメモリ機能UP!2つのアプローチ

ワーキングメモリの機能をアップさせるには2つのアプローチがあります。

 

シンプルにメモリ機能そのものを鍛える

メモリ鍛錬!

 

 

メモリの使用量を減らし、なるべくスッキリ作業する 

メモリ解放!

 

です。

 

 

どっちからやればいいの…?両方試すのはちょっとな…、

 

そんな人は『メモリ解放!』を試してみることがとてもオススメ!

 

メモリ解放!

 簡単に言えば、

頭だけで憶えない・考えない!

ということです。

 

おー、、…!つまり、?(笑)

 

メモをとりましょう!

 

憶えなきゃいけないことを頭から追い出すんだ!

 

メモることで

 

  • 憶えなきゃいけないこと
  • これを憶えなきゃという考え
  • 忘れたらどうしようという無意識の不安

 

など、

主なものでもこれらを脳のメモリから取り除くことができます。

 = 使えるメモリが増える

 = 脳の負担を減らして(軽くする)パフォーマンスUP

 

やり方は何でもいいです。

 

おすすめは

 

  • 付箋に書いて目のつくところにペタッ!
  • スマホのメモ機能(スマホだけでできる。管理も楽)
  • ボイスメモ(メモるのがはやい)

 

(僕は一周回って付箋とか紙に書いてます。

スマホやPCのメモだと書き残したこと自体を忘れちゃうしね。)

 

特に残したい理由がなければ、終わったメモからガンガン捨ててこう!

 

ちなみに記憶だけでなく考える時も

簡単に図を描いたり問題点を書き出したりするのは

とてもとても効果的です。

 

なんといってもポイントは可視化です。これに尽きます。

 

悩みやタスクは目で見よう!

 

いっぱい寝て脳を休ませることとても大事!

 

メモリを鍛える!
 処理能力そのものを鍛えよう!という方法もあります。
脳トレとかもその1つです。
 
ただ
ワーキングメモリは、日常生活を送るだけでも十分鍛えることができる。
という見解も多くあります。
 
普段の生活でも、家事とか乗り換えとかもちろん勉強、スポーツ、おしゃべり…etc
あらゆることでワーキングメモリは使われています。
 

でも、それでもできないから困ってるんじゃん!

 

まあそうだよね。(笑)とくにオススメなのは料理。料理は特に「このお鍋を火にかけながら、その間に玉ねぎ切っちゃおう」みたいに、一度にいろんなこと考えなきゃいけないからね。

 

ほへー!おれ、料理男子になる!

 
メモリを鍛えるのであればこのように
日常生活にトレーニングをとりいれることをオススメします。
 
新しく脳トレをする時間の余裕がない人も多いだろうしね。
 

てか、続く気がしない!!

 
 
ただそれだけだと物足りないという方にもう一つ、
専門家の方々が推奨している
 
『デュアルタスク』をご紹介します。
 
 
これは
 
運動 × 知的作業
 
この2つを同時に行うことです。
 
たとえば
 
掃除機(をかけながら) × 英単語(を覚える)
ランニング(しながら) × 計算(をする)
 

もっと簡単なやつがいい!

 
歩きながら今日の予定を考える
 
とかだと続けやすいと思います。
 
新しくトレーニングを始めるのもいいかもしれませんが
 
 
やるべきこと(移動、家事、筋トレ…)
×
やるべきこと(予定をたてる、英語を覚える…)
 
 
がとにかくオススメです!
 
 
 

ありがとうございました!

 

このブログでは

発達障害を抱えながらどうやって生きていくか、

ほんとうに生きづらいこの世界を少しでも生きやすくする方法を、

なるべくわかりやすく鬼発信しています。

 

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